自分の蝶を放て!

人を幸せにする「素敵な自己満」

2011.7.22-2-1

先週金曜日、写真家の佐々木啓太さんとコラボトークライブをやりました。
会場は代官山のカフェ「山羊に、聞く?」。
佐々木同士ですが、写真家とコンサルタント。かなりミスマッチ。
しかし、予想外の共通点がたくさんあり、一つのテーマで、違う側面から刺激的に話をぶつけ合い、深いところに、すっと入って行けてしまいました。

たとえば、素晴らしい評価を受けるすごい写真は、かならず酷評する人がいる、という話。
ビジネスプロデュースでも、同じことがいえます。後にヒットするビジネスプランは、当初は反対者も多く、しかし、強烈に支持する人もいる、というケースがよくあります。

つまり、
「自己満」を大事にして、いっぽうで自分を磨きながら、いっぽうで誰かと響き合う術(すべ)を獲得していくことは、未来をひらく方法になり、結局それが、自己満を超えて多くの人にとって価値あるものを生み出す道になる。

この点において、写真も、人生も、ビジネスプロデュースも同じだと。

トークライブの流れは、
まず、啓太さんの撮ったクールな写真をたくさんスライドに映しながら、「街角写真」とは何か、どうやって撮るかを、啓太さんに語ってもらいました。モノクロ写真の話から、影があるから光が見える、うまく嘘をつくから伝えたいことが伝わる、という話に発展。写真から、ちょっと人生を考えるモードに。
私が撮った写真も皆さんにお見せし、プレゼンツール、企画書に写真をどう生かしているかについてもお話ししました。

ひとはみな、美しい物に感じやすくなるときがあると、私は思います。
何かを強烈に求めているとき、非常に忙しいとき、追い詰められたとき、ふとしたエアポケットが生まれた瞬間、ひとは、身近な光景のなかに、普段は発見できない「美」を発見してしまう。

私は、数年前から写真を撮るようになって、美しい物と出会う瞬間が増えています。

密かに「いい!」と思ってきた佐々木啓太さんの写真。啓太さんの求めているものや、生き方がいいと思えるから写真もいいということなのか、とわかりました。

今回のトークライブは、本当に楽しませてもらいました。

「街角写真家」佐々木啓太さん、ありがとうございました。

そして、素敵な金曜の夜を共有していただいた皆さま、ありがとうございました。


佐々木直彦