佐々木直彦の i to B ブログ

どうすれば会社は変わるのか

どうすれば会社は変わるのか
答えはいくつかあります。
その一つが、プロデューサーを育成すること。

プロデューサーはビジョンを描き、プランをつくり、一緒に考えたり動いたりしてくれる人を巻き込み、しかるべき人に提案して、実行できる状況を創りだしていきます。そして結果を出します。
新しい商品サービスを生みだしたり、会社の抱えている問題を解決したり、変革を起こすには、プロデューサーが必要なのです。

〈プロデューサーが1つ、新しい成果をカタチにする〉=〈会社が、その分だけ変わる〉ということになります。



OLYMPUS DIGITAL CAMERA
この6〜7年、企業のなかにプロデューサーを育成する仕事をやってきました。
「会社を変えたいんです」とおっしゃる方に百人ほど会ってきました。
なかには、ずばり「プロデューサーを300人創りたいのだけど、どうすればいいか」と聞いてこられた大手企業のトップの方もいらっしゃいました。トップに何かを提言しようとしている方もいらっしゃいました。仕事をいただけるのは、そういう方々でした。何かを仕掛けたいと考えている人。その人自身がプロデューサーになろうとしている人。具体的戦略はお持ちでなくとも、ビジョンや危機感、明確な意志を持った方々でした。

プロデューサーにはプロデュース能力が必要で、それを学習したり磨くことが重要ですが、同時に、プロデューサー本人が、自分がエネルギーを注いで実現したい、そして、それは実現できると思えるテーマを設定することが重要です。
なぜ、そのテーマなのか?
そこに、しっかりと腑に落ちるロジックを見つけられると、強い意志、信念、モチベーションがうまれます。

また、よいプランができたとしても、さらに、権限を持った相手にプレゼンして支持が得られたとしても、本人の力だけでプロデューサーになれるわけではありません。本人をとりまく周囲の「条件」も重要です。とくにさまざまな思惑が交錯する組織の力学のなかで、壁を突破するには、本人の力と周囲の支援、さらに突破のための戦略も必要になってきます。

〈プロデューサーが1つ、新しい成果をカタチにする〉=〈会社が、その分だけ変わる〉を実現するには、一手間が必要です。
この一手間を惜しむと、可能性を持ったテーマが宙に浮いてしまうことになります。

もっとも、仮にそうなっても「教育効果」はあり、視野が広くなったり、人脈を創るのが旨くなったり、プレゼンのレベルが上がって多くの人を説得できるようになったり、お客様へのアプローチが創造的になって新規受注が生まれたり、職場でディスカッションが活発になったり、上司を刺激して意識変革を促したり、という変化は生まれます。
特別な支援をしなくとも、やりきってしまう人もいます。

そうしたことも含めて、プロデューサーが育つ法則がわかってきました。

「会社を変えたい」

変革を起こしたり、新しい何かを創りだして会社を変えていく仕事は、楽ではありませんが、ほんとうに楽しい仕事になります。
この仕事は、いままでになかった幸せがうまれ、なくなっていた幸せが戻ってくる、そういう、誰かをハッピーにし、ハッピーを広げていく仕事です。

会社を変える、というのは結局はそういうことなのだと思います。
いま、変化を求めている、けれど変われない会社は多いと思います。

「プロデューサー」を誕生させる仕事をどうしたら普及できるか。
このところ、それをずっと考えています。