自分の蝶を放て!

賛同者が少ない状況でもプロデュースを成功させるには

何かを変えようという場合でも、何かを創造しようという場合でも、プロデュースは、プレゼンの際に、「誰もが納得できる方法」を示しきれないものだ。過去の事例や他社での成功を示せれば、相手を納得させやすい。しかし、新しいことを仕掛ける場合には、示そうにも、ぴったり合った事例を示せないケースは多い。したがって、会議の参加者のなかには、失敗した場合の混乱やコスト面のリスクといったマイナス要素しかイメージできない人が出てくる。だから、必ず多くの関係者 […]

続きを読む

未来のヒントは過去にある

「昔の夢は諦めちゃったからなぁ」という人は多いだろう。 しかし、いまやっていることが、昔の夢と違っているとしても、過去と現在でつながっている部分はだれにでもある。 キャリアビジョンを描くワークプログラムをやってみても、ほとんどすべての人が、客観的に納得できる「いま自分がやりたいと思っていることにつながる自分の原点」を自分の歴史の中に探すことができる。 たとえば、子どもの頃、サンダーバードが好きで、テレビを夢中になってみて、プラモデルをす […]

続きを読む

チームメンバーはもっとも熱きサポーター

人は誰も、自分が肯定されたとき、自己愛が満たされたときに、エネルギーを出せる。どうしてもやりたいことがあるとき、理屈ではうまくいえないけれど「やるべきだ」ということがあるというとき、「そんなの無理だよ」「いっていることがよくわからないよ」「俺はやる気がしないな」などといわれてしまうと、モチベーションは下がってしまう。いわれた相手が、身近な人、頼りにしている人なら、なおさらだ。自分のやる気を維持するために、他人の肯定的な反応を必要とするの […]

続きを読む

だから、チームをつくるのだ!

プロデュースは、自分だけでなく、目的を共有する仲間がともに行動してくれることで、はじめてカタチになっていく。自分の構想を聞いた第三者が、自分の思惑通り賛同してくれるかどうかは、実際にアプローチして直接確かめるまではわからない。どんなすばらしい構想も、共感してほしい相手が、必ず共感してくれる保証はない。所詮、思考は自分の頭のなかにある個人的な世界であり、シミュレーションは自分で勝手につくりあげた虚構の物語にすぎない。しかし、魅力的な構想に […]

続きを読む

構想が実現に向けて大きく動き出す、決定的瞬間とは

プロデュースには、構想が実現に向かってはっきりと動き出す決定的瞬間がある。それは、魅力的なビジョンの実現に向かって活動する「チーム」ができたときだ。プロデュースは、個人が、自分のやりたいことを実現したいと思わなければスタートしない。だが、プロデュースには、プロデュースが自分一人のものではなくなったときに、はじめて実現に向けて大きく動きだすという特性がある。協力者が登場することによって、発案者が持っている潜在的なエネルギーが、想定を超えた […]

続きを読む

夢実現に向けた行動を起こす思考のコツ

現状と実現したい未来の間に大きなギャップがあっても、描いた未来の実現を信じ、やる気になった瞬間に、何かが大きく変わる。本田技研の創業者、本田宗一郎氏は、まだ会社が浜松にある社員二十人程度の町工場に過ぎなかった頃から、「世界一のバイクメーカーになる」とみかん箱に乗って毎朝朝礼で宣言し、啓蒙しつづけていたという。彼の話すビジョンは、当時の「会社の現状」とは大きなギャップがあった。しかし、ビジョンの実現を信じる人たちは、ビジョンに向かってエネ […]

続きを読む

自分の夢を実現し幸せになるための選択と行動

だれでも、一番リスクの少ない選択をしたいと思う。そのために必要な情報をたくさん集め、できるだけ合理的で、だれもが賛成してくれるような選択肢を選びたいと考えがちだ。じつは、この一見まっとうな考え方が、不安を増幅していることに気づいていない人は多い。ここにリスク管理の逆説がある。いまの時代は、いくつかの選択肢の中から自分がいいと思うものをじっくり選ぼう、という姿勢でいると行き詰まる。選択肢が急に減ってしまったり、これを選べば、この先ずっと大 […]

続きを読む

夢を実現させるために超重要な第一歩とは

夢を持ち、いつかそれを実現したいと思いつづけることができれば、人は夢を語り、必ず行動を起こす。闘って敗れたり、夢そのものがナンセンスなものだと思い直したり、あまりに自分の能力や資質を超越した無理なものだと気づいたとき、挫折することもあるだろう。むしろ、早く挫折して自分にあった夢を描きなおしたほうがいいといえる場合もないとはいえない。しかし、どこまでが叶う夢で、どこからが非現実的な夢で終わる夢なのか、その線引きは難しい。田中角栄氏は高校を […]

続きを読む

あなたが本当にやりたかったことは何?

「新しい何かを創りだす」行為であるプロデュースは、問題解決の観点から、非常に重要な意味を持っている。しかし、プロデュースによる問題解決の方法は誰も教えてくれなかった。問題解決の考え方として、もっとも基本的でポピュラーなものは、「発生した問題には、必ず原因があり、その原因を突き止めて合理的対策を講じれば、必ず解決できる」というものだ。これは、「合理的問題解決」と呼ばれる考え方で、ビジネスの一線では、この考え方が広く普及している。 企業は、 […]

続きを読む

いつも自分らしくあり続け、自分と交わした一番大切な約束を守り続けるために必要なこと

自分を取り巻く環境、自分の経験値、能力水準、自分が持ち合わせる情報は、常に変化していく。自分自身はいつも一年前の自分ではない。人生の転機は、学校の入学や卒業、初めの就職など、あらかじめわかっているものばかりではない。突然の配置転換やリストラもありうる。ヘッドハンティングのオファーもありうる。自分の内面で突然大きな変化が起きることもありうる。自分の置かれた状況はいつも変わっていく可能性を持っている。転機に行うべきコンセプトワークも、そのつ […]

続きを読む

自分の感覚を取り戻そう

日々忙しく目の前の仕事と格闘し、時が過ぎていく。ふと、これでいいのかと疑問を感じても、立ちどまる余裕すらない。自分のやりたかったことをやっていない事実は明らかで、いまの仕事に積極的な意味を見いだすこともできない。しかし、仕事をやめることもできない。忙し過ぎて家族ともまともにコミュニケーションできず、孤立していく。組織や仕事自体におかしな点を感じても、それを指摘すらできず、いつのまにか自分の角がただ丸くなって、疲れて元気がなくなり、次第に […]

続きを読む

人生は何のためにあるのか?

人間のもっとも大きな飢えは「人生が何のためにあるのか」という答えが見つからないことだ。(チャールズ・ハンディ) この答えを見つけるためには、二つのことを知る必要がある。ひとつは、自分らしくある(生きる)ということがどういうことであるか。もうひとつは、社会のために(広い意味での社会のためであれ、特定の隣人のためであれ)自分がどういう役割を果たすことができるかである。 ビジネスパーソンにとっては、「自分は何のために、どのような仕事をしていけ […]

続きを読む