
キャリアの歩みの中で、私たちを取り巻く環境は常に変化しています。
経験やスキルの積み重ね、手に入る情報、人との出会い──それらは一年ごと、いや毎日のように変わっていきます。だからこそ「昨日の自分」と「今日の自分」は同じではありません。
人生の転機は突然訪れる
入学や就職のように予測できる節目もありますが、実際には予期せぬ転機が多いものです。
突然の配置転換、リストラ、ヘッドハンティング。あるいは自分の内面に起こる大きな変化。状況はいつも流動的で、私たちはその中で判断を迫られます。
そんな時に必要になるのが「コンセプトワーク」です。
コンセプトワークとは何か
コンセプトワークは、自分の原点を明らかにし、進むべき方向を整理する作業です。具体的には次の5つの段階で進めます。
- 自分の歴史を整理する
- 自分が追求すべきテーマを導き出す
- ビジョンを設定する
- ビジョンを実現するための行動計画を立てる
- WHY(なぜそのビジョンなのか)を整理する
つまり、
「自分は何をやってきたのか」
「何ができるのか」
「何をやりたいのか」
「なぜそれをやりたいのか」
「将来をどんな姿にしたいのか」
――この問いに答えていくことです。
変わらない“原点”があるから変われる
状況に応じて「自分の原点に光を当て直す」ことはあっても、原点そのものはそう簡単に変わるものではありません。
むしろ、この 普遍的な原点を自覚することこそ、エンプロイアビリティ(特定の会社や職種に依存せず、雇用され続けられる能力)を確立する第一歩 です。
原点を明確にすると、次のような効果があります。
- 自分の大切な部分を守りながら、柔軟に変化できる
- 人生の選択を恐れなくなる
- ネットワークやフィールドワークが有意義なものになる
一見するとリスクを負った決断に見えても、本人にとっては「原点を守るための自然な行動」であることが少なくありません。
自分と交わした約束を守る生き方
「自分らしくあり続けたい」
「大切な部分は変えない」
そういう軸を持っているからこそ、環境やスタイルを大胆に変えても前に進めるのです。
この姿勢は、決して特別な人だけのものではありません。誰にでも「原点」があります。
その原点を見つめ直すことから、あなたの次のキャリアの一歩が始まります。
あなたは、自分とどんな約束を交わしていますか?

