
もし明日、会社がなくなったら。
あなたは、どこで、いくらで、働けるでしょうか。
終身雇用が実質的に崩れた今、「自分の市場価値はどれくらいあるのだろう」と不安になる人は少なくありません。
40代になってから、
- いざというとき転職できるのか
- 会社に依存せずに働けるのか
- 独立してやっていけるスキルがあるのか
と考える瞬間が増えたのではないでしょうか。
その鍵になるのが「エンプロイアビリティ(employability)」という考え方です。
エンプロイアビリティとは?意味をわかりやすく解説
エンプロイアビリティとは、直訳すると「雇用される能力」です。
一般的には、
- 雇用可能性
- 転職能力
- 市場価値
- どこでも通用する力
といった意味で使われます。
しかし本質は、「特定の会社に依存しなくても働ける力」と言い換えることができます。
実は、雇われる力が高い人ほど、雇われなくてもやっていける力も高い傾向があります。
専門性を武器に交渉できる人は、
・今の会社に残ることもできる
・より良い条件で転職することもできる
・独立という選択肢も持てる
からです。
① 今の会社に雇われ続けるための市場価値
まず一つ目の観点は、「今の会社に雇われ続けられる力」です。
どんな時代でも、ひとつの組織で長く良い仕事をし続けられることは幸福なことです。
そのために必要なのは、
- 事業に貢献できる専門性
- 周囲と協働できる力
- 変化に適応できる柔軟性
です。
一方で、受け身の姿勢でも雇われ続けることは可能かもしれません。
- 規則を守る
- 人間関係を乱さない
- 目立たない
しかし、会社自体が存続する保証はありません。
会社がなくなったときに通用しないスキルしか持っていなければ、市場価値はゼロになります。
だからこそ、「他社でも通用する能力」を意識的に磨く必要があります。
逆説的ですが、
会社を辞めてもやっていける人ほど、会社に必要とされる。
これが現代のエンプロイアビリティの本質です。
② 好条件で転職できる人の特徴
二つ目は、「良い条件で転職できる力」です。
転職できる人の共通点は、
- 自分の専門性を明確に言語化できる
- 実績を数字や成果で示せる
- 業界内で価値が認知されている
という点です。
市場価値とは、社内評価ではなく「社外からいくらで欲しいと思われるか」です。
人材流動性の高い業界では、
- スキルを磨く
- 実績を積む
- 条件交渉する
ことがキャリア戦略として常識になっています。
終身雇用が揺らぐ今、この考え方はすべての業界に広がりつつあります。
③ やりたい仕事を続けるためのエンプロイアビリティ
三つ目は、「やりたい仕事をやり続ける力」です。
雇われ続けることも、転職することも、独立することも手段にすぎません。
本質は、
自分がやりたい仕事を長期にわたって磨き続けられるかどうかです。
やりたい仕事を続けられる人は、
- 専門性が深まる
- 実績が蓄積される
- 外部から声がかかる
という好循環が生まれます。
自分のサービスや技術を買ってくれる相手がいれば、「自分で自分を雇う」という選択肢も生まれます。
ただし、そのためには「場」が必要です。
例えば、
- 実践できる職場
- クライアントを獲得できる環境
- 経験を積めるプロジェクト
エンプロイアビリティとは、こうした「機会を得られる力」でもあります。
市場価値を高める方法|今日からできること
では、40代から市場価値を高める方法は何でしょうか。
今日からできることは次の通りです。
- 自分の専門性を一文で説明できるようにする
- 社外で通用する実績を意識して作る
- 副業などで小さく収益化を試す
- 業界外の人と接点を持つ
- スキルを継続的にアップデートする
大切なのは、「会社の中で評価される人」ではなく、「市場で評価される人」を目指すことです。
まとめ|会社に依存しない働き方を考える
エンプロイアビリティとは、単に雇われる力ではありません。
- 今の会社に必要とされる力
- 良い条件で転職できる力
- 独立という選択肢を持てる力
この三つを内包する、広い意味での市場価値です。
会社に残るにせよ、転職するにせよ、独立するにせよ、
「会社がなくなっても生きていける力」を意識することが、結果的に今の会社での安定にもつながります。
40代からでも遅くはありません。
市場価値を高める行動を、今日から始めることが、キャリアの選択肢を広げる第一歩になります。

