コンサルタントの事件簿

傷を負っても大丈夫






プライドをへし折られた。失敗して立場がまずくなった。絶対にいける、と思った企画が通らず、一ヶ月の準備がパー。反対勢力に出し抜かれた。いやな上司にみんなの前でいわれたくないことをいわれた。
こういうことは、だれにでもある。
その悔しさをバネにしてがんばればいい。そう考えるのは悪くない。
でも、いきなり逆転を狙わず、一回負けを認めて引き下がり、時間をおいてみるのも悪くない。
傷を負ったときの人間は、悪い状況にある。だから、そのときが最悪だと思いたいだろうが、じつは、さらに悪い状況になることも少なくない。
しかし、必ず悪い状況は底をうつ。
これから、さらにどういうことが起こり、その後どういうふうにして底をうつのか、あえてシミュレーションしてみることは、非常に意味がある。
すると、焦らずに済む。
悪い状況が底をうったあと、どうやっていい状況をつくっていくかというイメージも湧いてくるからだ。
結局、これが一番いい結果をもたらす。どんな失敗をしても、どんなに貶められたとしても、必ず、復活する方法はある。
大クレームをうけてビッグクライアントを失った営業マンも、仲のいい友人に恋人を奪われた人も、スキャンダルで議員を辞職した人も、けっこういつのまにか復活している。ときには、以前より強くたくましくなって、人望も増していたりする。
人間、傷を負っても大丈夫なのである。
だから、焦らず、勇気をもっていまを受け入れることは、とても大事だ。





悪い状況は必ず底をうつ。その先に新しい世界が開ける。復活する時期を冷静にうかがえ。