コンサルタントの事件簿

自分を癒し、かわいがる






働く人にとって今日のような転換期というのは、きつい時期である。つらくても矛盾があっても、とにかく走り続けなくてはいけないものだと、多くの人が思い込み、実際そうしている。
しかし、勝負していくためには、勝負できる自分を「維持」していかないといけない。
きつくなったら、自分を癒してあげたほうがいい。
単にからだと心を休めるということも大事だし、ほんとうにきつくなったら逃げてもいい。一度逃げられたからこそ、あとで思い切り復活できるときがくるということもあるのだ。
また、きつい仕事をやるときほど、自分を楽しませながらやれる状況をつくることに心を砕くべきである。
ある道具を使ったほうが、圧倒的に自分の頭からアルファ波が出るというなら高いお金を払っても、そういう道具を買えばいい。第三者から「何をそこまで」といわれても、生産性が高まり、生理的、精神的に楽になるなら、それでいい。
海に潜ると必ずリフレッシュしてやる気になるなら、海のそばで仕事ができないかを考える価値はある。森を歩けば元気になるなら、行きたいときに森にでかけられるように、どこかの森の中に仕事ができる環境をつくれば、これはかなりいいだろう。
人間は誰も、様々な制約に囲まれている。
だが、その制約は、ほんとうに外せない制約なのかと考えてみることは重要だ。仮に外せない制約があっても、自分にとっていい状況をつくりだすために、制約の中で、人は最大限のクリエイティビティを発揮すべきだと私は思う。
自分を癒し、かわいがることができる人ほど、人を大切にし、癒すこともできる。
だから、自分の好きな道具、好きな装飾品、好きな場所、好きな人、好きな食べ物、好きな時刻、好きな行動といった要素をわかっていて、それをできるだけ自分の周りに取り入れることができる状態になっておくことは、とても重要なのだ。
自分の癒し方をわかっている人は強い。
そして、自分の癒し方は、ある程度、人に知らせてしまったほうがいい。私はこういう奴なんです、と。
そのほうが人目を気にしなくていいぶん、楽になれるし、行動しやすい。
もちろん、何でもかんでも自分本位のマイペースと見られては、うまくいくわけがない。しかし、周囲と信頼関係をつくりながら、自分を癒し、かわいがる方法は必ずある。
自分のやりたいことをやって成功している人には、それをしている人が多い。





勝負に強い人ほど、自分の癒し方、自分のメンテナンスがうまい