コンサルタントの事件簿

ときにはわがままでもいい






何かアイディアを思いつくのは、私の場合、電車に乗っているときや街を歩いているときが多い。
新幹線に乗り、高速で移動しているときは、発想が湧く確率が高い。
街を歩きながら、企画のネタを一番思いつくのは、広すぎず狭すぎず、静かすぎず、うるさすぎない商店街だ。車があまり通らない、人も溢れているわけではない、にぎわいとしては中途半端な商店街を歩いているときが多い。
それから、本や雑誌を読んでいるときも、その内容に触発されて、頭の中で思考が飛躍することはある。あるときを境に、文章を明らかに目で追い続けているのに、まったく違うことを真剣に考えはじめていることに気づくのだ。
広い空間があるトイレの中も発想が湧く。
とにかく、自分には、そういうプラスの環境があるのだとわかっていると、仕事に入っていきやすい。
自分に合った環境をつくることは、ある意味ではわがままな作業だ。
しかし、まずは、わがままでいい。自分にとっていい環境の中で自分を磨き、何らかの価値あるものを生み出していくことは、結局は人のためになる。
自分が元気をなくし、不安な状況に陥り、いいアウトプットが出ないなら、いくら真面目に、相手の望むことをやろうと頑張りましたといっても、誰のためにもならない。
自分にとっていい環境をつくろうと試みる姿勢は、自分とは何かということを自分自身に問いかける機会を増やす。それは、自分の思考を整理し、心を平静にする。そして、未来に前向きなイメージをもって生きることを可能にする。やることが楽しくなる。周囲を明るく元気にする。
それがまた、自分にはねかえってくる。





自分が元気になることは、相手にも元気を与えることだ