コンサルタントの事件簿

「わがまま」「独善」もプロデュースのエネルギー






人は誰も、「これはやるべきことだし、やりたいし、実現すれば素晴らしいことが起きる」と確信できれば、限りないエネルギーが湧いてくる。
その思いが、やってやろうというモチベーションを維持し、いろいろな工夫を生みだし、協力者を何としても捜しだそうとする意欲の源泉になる。
「なんとしてもこの夢を実現したい」という意欲が失われたとき、プロデュースは非常に挫折しやすい。
つまり、感覚的にも論理的にも、自分のなかでプロデュースを正当化し、自分自身の「やる気」と「ワクワク感」をつくりだす思考が、プロデュースする人間にはどうしても必要になる。
自分自身が「やる気」と「ワクワク感」を持ち、モチベーションを維持できなければ、結局、プロデュースに協力してくれる人々の「やる気」と「ワクワク感」をつくりだし、ビジョン実現に向けてモチベーションを維持していくことはできない。
プロデュースは、まず、自分(発案者自身)がやる意味を強く感じることでなくてはいけない。そして、自分が好きなこと、好きなやり方を最大限に取り入れて進めていこうとする姿勢が非常に重要になる。
モチベーションを維持し、高めるために役立つなら、自分自身が必要だと思う新しい体験をしたり、会うべき人と会ったり、会うべきでない人と会わないようにしたり、自分を癒したり、好みの道具をそろえたり、気分が高まる服を着たり、やる気になれる場所を活動拠点にしたりすることも、できる限りすべきなのである。
一見わがままで独善的に思えるかもしれないが、このスタンスを否定するとプロデュースはうまくいかない。
ただし、プロデュースを進めるチームができたなら、発案者はチームとしてのやりやすさを尊重しなくてはいけない。
最終的にはビジョンの実現がゴールなのである。その目標に向かって、成果が生まれるチーム運営をしていくことで、プロデュースはカタチになっていくのだ。