自分の蝶を放て!

1冊のノートで自分の答えがだせる






私は20年以上コンサルタントをやってきましたが、いつも傍にノートがありました。
もしもノートがなかったら、私はコンサルタントとして、「こういう戦略でいけばライバル企業に勝てます」とか、「あなたのビジョンを実現するために、まずこの2つをやりましょう」などとアドバイスすることは、できなかったでしょう。
また、自分自身の心が折れそうになったときでも、速やかに「自分」を整理して、大丈夫だと確認し、自信と情熱を持って進んでいけるようになるなどということは、なかったと思います。
「筋の通ったロジック」

「未来が拓けるイメージ」
この2つがあると、人は前にすすめます。
「筋の通ったロジック」が整理できれば、自信を持って話ができます。何がどうなっているのか、自分で見えている状態をつくることができるので、迷いがなくなります。
「未来が拓けるイメージ」を持てれば、ワクワクしながらそこに行きつくぞというモチベーションが生まれます。
ノートを活用して、私は、この2つをいつも自分の目に見えるようにしてきました。





危機から脱却する方法を見つけたり、思いつきを素晴らしいアイディアに育てていくためのノートの使い方があります。
はじめは、どんなに頭がまとまっていなくても大丈夫です。私も、いつもそういう段階からスタートします。
1冊のノートとペンがあれば、思考が整理され、何がどうなっているのか、自分が何をすればいいのかが、かならず見えてきます。





コンサルタントの仕事は、情報をもとにして考えて答えを見つけ、それをお客様に提供することです。どんな思考をするかが、勝負の分かれ目です。
結局は、成果を生みだしてなんぼの仕事です。相手に行動を起こしてもらい、自分自身も行動を起こさないと成果は生まれません。行動が重要ですが、もとになる「良い思考」がないと、良い行動が起こせません。
その行動を起こせる思考を、まずは自分で組み立てて、お客様に提供するのです。
そこにノートが役立つわけですが、私がコンサルタントでなかったとしても、ノートが、私にとって思考の最高のパートナーになることは間違いありません。
ひとりの人間として迷ったとき、壁にぶち当たったとき、また、自分の夢をカタチにしたいときに、ノートは、かならず自分の答えを導きだしてくれるのですから。





まず、悩んだときのノートの使い方からはじめましょう。





「なかなか解決しないことがあってスッキリしない・・・」
「一体なんでだろうと頭が混乱する・・・」
「どうしてもやりたいのにうまくいかない・・・」





こんな悩みを解消するために、ノートはとてもシンプルに力を発揮します。





ノートを開く

「なぜなんだろう」とまず書いてみる





画像
まずは、ここからです





そして、自分と向き合い、頭に浮かんだことを書き取っていく





この単純な動作が非常に大きな一歩になります。
「なぜなんだろう」は「なぜ、XXXXになってしまったんだろう」でもかまいません。
たったこれだけのことで、グチャグチャだった頭が整理され、自分が本当にやりたいことや、目の前に横たわる問題を解決する糸口が見えてきます。





次は具体的な事例でコツを紹介しますね。