コンサルタントの事件簿

人間関係は両刃の剣


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不安の根元に人間関係があることは多い。





できることなら、自分が関係する人とは、すべてうまくやりたいと、だれでも思うだろう。私もそうしたい。だが、これがなかなかそうはいかないのだ。





人間関係のトラブルがまったくない人はいない。





これは、相手のある話だからである。





人間関係はストレスの素だ。相手の出方によっては、自分の立場が危うくなることもある。いやな思いをすることもある。





意見が合わない。お互い理解できない。不信感がある。生理的に合わない。一緒にいても元気が出ないし自分本来のエネルギーが湧いてこない。





こういう関係に陥る相手は誰にもある。





こちらが、努力して歩み寄っても、相手はさっぱり意識も考えも変えてくれない場合だってある。逆に、こちらはそれほどいやではなくとも、相手がこちらを嫌っている場合もある。





どこまでいっても、噛み合わない関係というのはあるのだ。





だれも、すべてのトラブルから逃れることはできない。





だから、トラブルは多かれ少なかれ発生するものだと、まず、受け入れてしまう。ここがスタートラインになる。すると不和をどう解消させていくか、現実的な解決方法も見えてくる。





いっぽう、人間関係はエネルギーの素でもある。自分の未来を開くためにうまく使える。いや、自分が意図して利用しようなんて思わなくても、知らず知らずのうちに人間関係のパワーが自分を後押ししてくれているものだ。





絶対に自分一人の力ではできないことが、人間関係のパワーによって達成される。





人間関係は、問題を解決し、夢を実現し、人間関係のトラブルが原因で膨らんでしまった不安を解決してくれる力をもつ。





自分個人にとってだけではない。





集団にとって、社会にとって、人間関係が大きなプラスのパワーをもたらすのは奇跡ではない。そういう相乗効果がなければ、イノベーションは起きない。





みんなが共通のゴールに向かって力を合わせ、何かを実現しようとしてものすごいエネルギーを燃やし、次々と不可能を可能に変え、不安を安心に変えていくという目覚ましい事件は、そうやって起きるのである。





誰にとっても、人間関係をめぐるテーマは





<どうすれば、人間関係のトラブルを減らせるか>





<どうすれば、互いが相手に寄与できる創造的な人間関係をつくれるか>





このどちらかである。





人間関係のトラブルは減らせる。場合によっては、トラブルに立ち向かって、自分の殻を打ち破ることもできる。人間関係をプラスに生かす方法がある。





そのための、思考と行動があるのだ。





トラブルを減らし、解決してくれるのも人間関係だ。