コンサルタントの事件簿

エンジンの回転数をあげていけ






エネルギーを出したら疲労がくるというのは間違いである。
ここはぐっと堪えて、状況がよくなってからいいたいことをいおう、やりたいことをやろう。いまはエネルギーを温存しておこう。
だれでもこう考えることがあるだろう。
我慢が必要な場面は、たしかにある。少しの我慢もできない人が、周囲に一目置かれ、存在感をつくって、やがて成功を勝ち取ることはできない。
だが、我慢のしすぎはダメなのだ。自分のエネルギーを殺してしまう。
人間はだれも、気持ちよく自分のエンジンを回転させるときが必要なのだ。
やりたいことに思い切りチャレンジした結果、それがうまく行ったという以上の、考えもしなかったその先の世界が開けていく場合がある。
絶対に自分にできると思わなかったことが、こともなげにできるようになり、いつのまにかすごいことをやっているという進化は起きるのである。
人間のエネルギーは多重構造になっていて、外側のエネルギーが気持ちよく燃焼してはじめて、外から二番目の層のエネルギーが、があっと燃えだす。
私自身、その燃やし方を知らずに、二十代の頃に、どれだけ貴重なエネルギーを死滅させてしまったことか。
そのことに気づいたのは三十代の中頃だった。
ここぞというときに多少眠らなくとも、生き生きと楽しく働ける日は、私の場合、体力が落ちたはずの三十代の中頃から増えた。多少なりとも、エネルギーの正しい燃やし方がわかったからだと思っている。
エネルギーをうまく燃やせるようになると、もっとエネルギーが湧いてくる。だれにでも、自分の中に、自分が思っている以上のポテンシャリティが眠っているということなのだ。
でも、疲れたときは休めばいい。休めば、また次のエネルギーが湧いてくる。





エネルギーは出し惜しみしていると出せなくなる