自分の蝶を放て!

処遇をとるか、やりたい仕事をとるか

転職にせよ、独立にせよ、社内での異動や就業形態の変更にせよ、新しい状況に転換するときに、もっとも気になるのは「その後の収入」だろう。もっと言えば、いまより上がるのか下がるのかである。転職や社内での異動なら、どういうポジションが与えられるかということも問題になる。やりたい仕事ができて、納得できる処遇が得られれば言うことはない。しかし、そうではないときにどう考えればいいか。人材マーケットには、能力やキャリアによる処遇の「相場」がある程度でき […]

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やりたい仕事をやりつづけるために

雇われつづけるためのエンプロイアビリティ。好条件で転職するためのエンプロイアビリティ。この二つの観点のほかに、もうひとつ、エンプロイアビリティを考えるための重要な観点がある。それは、やりたい仕事をやりつづけるためのエンプロイアビリティという、三つ目の観点だ。ひとつの組織に雇われつづけてもいい。転職を繰り返してもいい。独立自営となってもいい。とにかく自分がやりたい仕事を見つけ、それを長期にわたって磨いていくことができれば、専門能力も高まる […]

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いい条件で転職するために

エンプロイアビリティの二つ目の観点は、好条件での転職を可能にすることだ。プロ志向のビジネスパーソンたちはもともと、この観点を強くもって仕事をしてきた。個人の力が事業を左右するような業界では、高い報酬を払っても価値ある人材を引き抜くことができれば、他社に対して優位に立つことができる。野球でもサッカーでも、プロスポーツの世界では、それは昔からの常識だった。プロスポーツでなくとも、実績をあげた外資系企業のトップには「引き抜き」のオファーなど、 […]

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