リスクとプロデュース
プロデュースにはリスクがともなうように思われる。それは、その通りである。やってみなければどうなるか、はっきりわからない部分を残したままスタートするのがプロデュースであるから、リスクがあるのは当然なのだ。できるだけリスクを冒したくないという観点から、集団で合意がとれるような確実で安心な方法を最優先で選択することが、結局ベストなのだと考える人は少なくないだろう。しかし、何かをやってみようというアイディアがあるとき、あるいは、どうしても何かを […]
プロデュースにはリスクがともなうように思われる。それは、その通りである。やってみなければどうなるか、はっきりわからない部分を残したままスタートするのがプロデュースであるから、リスクがあるのは当然なのだ。できるだけリスクを冒したくないという観点から、集団で合意がとれるような確実で安心な方法を最優先で選択することが、結局ベストなのだと考える人は少なくないだろう。しかし、何かをやってみようというアイディアがあるとき、あるいは、どうしても何かを […]
日々忙しく目の前の仕事と格闘し、時が過ぎていく。ふと、これでいいのかと疑問を感じても、立ちどまる余裕すらない。自分のやりたかったことをやっていない事実は明らかで、いまの仕事に積極的な意味を見いだすこともできない。しかし、仕事をやめることもできない。忙し過ぎて家族ともまともにコミュニケーションできず、孤立していく。組織や仕事自体におかしな点を感じても、それを指摘すらできず、いつのまにか自分の角がただ丸くなって、疲れて元気がなくなり、次第に […]
反省できない人はダメだと思う。でも反省ばかりしている人はもっとダメだ。だれでも、自分の中に素晴らしい部分をもっている。それに気づくと、人はタフになれる。自分を大事にして磨かなきゃ、と思うようになる。力が湧いてくるし、魅力的なオーラもでてくる。いざというときに、自分を肯定できる論理構造を頭の中にもっている人は、つらいとき、危機に陥ったとき、一旦自分の悪いところは保留にしておく。そして、自分のいいところを再確認する。自分で自分を受け入れる。 […]
プライドをへし折られた。失敗して立場がまずくなった。絶対にいける、と思った企画が通らず、一ヶ月の準備がパー。反対勢力に出し抜かれた。いやな上司にみんなの前でいわれたくないことをいわれた。こういうことは、だれにでもある。その悔しさをバネにしてがんばればいい。そう考えるのは悪くない。でも、いきなり逆転を狙わず、一回負けを認めて引き下がり、時間をおいてみるのも悪くない。傷を負ったときの人間は、悪い状況にある。だから、そのときが最悪だと思いたい […]
プロ意識が大事だということは、企業では、だいぶ前からいわれてきた。だが、プロ意識という言葉は、多くの企業で、「プロっぽい感覚をもって、高いレベルをめざして真面目にやりましょう」というファジーなニュアンスで使われてきた。雇う側も、雇われる側も、プロとは何かをしっかりと確認しあうのを避けてきたのだ。じつは、これが、働く人に多くの悩みを提供している。プロとは何か。自分の技術、ノウハウをつかって、自分を雇う相手に価値提供をし、その見返りに自分の […]