不安の大部分は気にしなくてもいい
不安は、正体がつかみきれないときほど膨らんでいく。長く引きずる。 人間だれでも、自分に都合の悪いこと、恐ろしいことは考えたくない。そういう心理が働くから、無意識のうちに問題をあいまいにして解決を保留にする。 そうして結局、いつまでも不安をダラダラと抱え続けてしまう。 逆に自分の何がどのように不安なのか、不安に思う必要があるのかどうかを把握すれば、それだけで不安は減る。 不安の正体が明確になって、これは何かしなくてはまずいと認識されれば、 […]
不安は、正体がつかみきれないときほど膨らんでいく。長く引きずる。 人間だれでも、自分に都合の悪いこと、恐ろしいことは考えたくない。そういう心理が働くから、無意識のうちに問題をあいまいにして解決を保留にする。 そうして結局、いつまでも不安をダラダラと抱え続けてしまう。 逆に自分の何がどのように不安なのか、不安に思う必要があるのかどうかを把握すれば、それだけで不安は減る。 不安の正体が明確になって、これは何かしなくてはまずいと認識されれば、 […]
不安の根元に人間関係があることは多い。 できることなら、自分が関係する人とは、すべてうまくやりたいと、だれでも思うだろう。私もそうしたい。だが、これがなかなかそうはいかないのだ。 人間関係のトラブルがまったくない人はいない。 これは、相手のある話だからである。 人間関係はストレスの素だ。相手の出方によっては、自分の立場が危うくなることもある。いやな思いをすることもある。 意見が合わない。お互い理解できない。不信感がある。生理的に合わない […]
キャリア・アンカーとは、個人が生涯追究していく自分の才能と動機と価値の型である。(エドガー・H・シャイン) 自分が人生においてやっていこうとする行動、計画、選択などは、生まれてから現在までの間に自分の中に形成された基本的なものに影響される。それを、シャインはキャリア・アンカーと呼んだ。 キャリア・アンカーは、「自分に何ができるか」「変わることのない自分の基本的な志向は何か」「自分にとって価値のあることは何か」という、自分のコアにあるもの […]
「昔の夢は諦めちゃったからなぁ」という人は多いだろう。 しかし、いまやっていることが、昔の夢と違っているとしても、過去と現在でつながっている部分はだれにでもある。 キャリアビジョンを描くワークプログラムをやってみても、ほとんどすべての人が、客観的に納得できる「いま自分がやりたいと思っていることにつながる自分の原点」を自分の歴史の中に探すことができる。 たとえば、子どもの頃、サンダーバードが好きで、テレビを夢中になってみて、プラモデルをす […]
自分の得意なことを生かして仕事を続けられる人ほど、ストレスも不安も少ない。だが、だれにでも、得意を生かすだけではうまくいかないときがくる。 たとえば、発想力や独自の技術力を磨いて、組織の中でキャリアを積み、周囲から認められた人がプロジェクトリーダーに任命されたとき、まったく違う意識と能力が要求されることになる。 人をどう集め、その気にさせて動かすか。メンバーが気分よく力を出せる環境をどうやって創るか。メンバー間でトラブルが起きたときどう […]