未来を探るために錨をおろす
キャリア・アンカーとは、個人が生涯追究していく自分の才能と動機と価値の型である。(エドガー・H・シャイン) 自分が人生においてやっていこうとする行動、計画、選択などは、生まれてから現在までの間に自分の中に形成された基本的なものに影響される。それを、シャインはキャリア・アンカーと呼んだ。 キャリア・アンカーは、「自分に何ができるか」「変わることのない自分の基本的な志向は何か」「自分にとって価値のあることは何か」という、自分のコアにあるもの […]
キャリア・アンカーとは、個人が生涯追究していく自分の才能と動機と価値の型である。(エドガー・H・シャイン) 自分が人生においてやっていこうとする行動、計画、選択などは、生まれてから現在までの間に自分の中に形成された基本的なものに影響される。それを、シャインはキャリア・アンカーと呼んだ。 キャリア・アンカーは、「自分に何ができるか」「変わることのない自分の基本的な志向は何か」「自分にとって価値のあることは何か」という、自分のコアにあるもの […]
「昔の夢は諦めちゃったからなぁ」という人は多いだろう。 しかし、いまやっていることが、昔の夢と違っているとしても、過去と現在でつながっている部分はだれにでもある。 キャリアビジョンを描くワークプログラムをやってみても、ほとんどすべての人が、客観的に納得できる「いま自分がやりたいと思っていることにつながる自分の原点」を自分の歴史の中に探すことができる。 たとえば、子どもの頃、サンダーバードが好きで、テレビを夢中になってみて、プラモデルをす […]
自分の得意なことを生かして仕事を続けられる人ほど、ストレスも不安も少ない。だが、だれにでも、得意を生かすだけではうまくいかないときがくる。 たとえば、発想力や独自の技術力を磨いて、組織の中でキャリアを積み、周囲から認められた人がプロジェクトリーダーに任命されたとき、まったく違う意識と能力が要求されることになる。 人をどう集め、その気にさせて動かすか。メンバーが気分よく力を出せる環境をどうやって創るか。メンバー間でトラブルが起きたときどう […]
だれにでも自分独自の重要な物語があるといったが、同じように、だれにでも自分にしかできない勉強をするチャンスがある。 自分の仕事の現場、あるいは自分で開拓したフィールドから学べることは非常に多い。 ところが、これを勉強と思うか、ただ金を稼ぐためにやっている労働だと考えるかの違いが、ものすごく大きな違いになってくる。 現場での実体験の中で自分の身についた能力が何なのか、自分で整理できた人は強い。プロジェクトを提案するときでも、転職するときで […]
決断を下さなくてはならないとき、自分のポリシーをもっている人は強い。何かアクシデントが起きてもぶれずに済む。いつも「よって立つもの」があるから、不安に陥りにくい。それは、周囲にいる人の心をも安定させる。 ポリシーのしっかりした人、しっかりしていない人の違いは何か。 それは、どれだけ自分のした重要な体験に意味をつけて整理して、その体験を自分の中で再認識してきたか。また、それを人に話してきたかどうかの違いである。 様々な人に自分の体験を話し […]