コンサルタントの事件簿

実現する夢の描き方

プロデュースは、「自分は、こんな未来を実現する」という未来仮説を、みずから行動を起こすことで検証していくプログラムだといえる。仮説とは、「限られた情報をもとに考えた、いまの時点での仮の答え」である。構想がどんなに素晴らしいものであっても、プロデュースには、「何が起きるかは、やってみなくてはわからない」という不確実な部分が残る。ロマンチックな表現をすれば、プロデュースは、未来へと向かう仮説検証の旅である。行動すると、みえなかったことがみえ […]

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ワクワクドキドキが最後に勝つ

誰もが、自分のやりたいこと、自分の思いついたアイディアをしっかりと育て、自分を信じて行動できるようになることは、民主的な方法でより良い社会をつくっていく基本だろう。変化が起きている時代には、いつも狭い枠のなかに居続けることには、かえって大きな危険がともなう。いまは、情報はいくらでも集められる。必要なときには、直接会いたい人にアポイントをとればいい。(オンラインでも)必ず全員が会ってくれる、直接話を聞いてくれるとは限らないだろう。だが、ど […]

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リスクとプロデュース

プロデュースにはリスクがともなうように思われる。それは、その通りである。やってみなければどうなるか、はっきりわからない部分を残したままスタートするのがプロデュースであるから、リスクがあるのは当然なのだ。できるだけリスクを冒したくないという観点から、集団で合意がとれるような確実で安心な方法を最優先で選択することが、結局ベストなのだと考える人は少なくないだろう。しかし、何かをやってみようというアイディアがあるとき、あるいは、どうしても何かを […]

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人はなぜ「囚われの思考」におちいるのか

世の中には、「最低限、人の迷惑にならないようにしなさい」という教えがある。これはきわめて、基本的なモラルである。親を大切に、家族を大切に、お世話になった人に義理を欠かさないように、というモラルもある。そして、決められた社会のルール、人と約束したことを守る人がまともな人だ、というモラルもある。効率が良くなった組織や社会では、できあがったシステムを、お互いに乱さないようにすることがルールとなっていく。また、秩序を維持するという観点から、組織 […]

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プロデュースが可能にする問題解決

「新しい何かを創りだす」行為であるプロデュースは、問題解決の観点から、非常に重要な意味を持っている。問題解決の考え方として、もっとも基本的でポピュラーなものは、「発生した問題には、必ず原因があり、その原因を突き止めて合理的対策を講じれば、必ず解決できる」というものだ。これは、「合理的問題解決」と呼ばれる考え方で、ビジネスの一線では、この考え方が広く普及している。解決方法を論理的に説明しやすく、会議の場で多くの人の合意をとるときにもスムー […]

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プロデュースの広がり

新しい何かを創りだす(「何か」はモノではなく状態でもいい)ことを幅広くプロデュースととらえる考え方は、いまや、さまざまな業界や職種に広がっている。新規事業をプロデュースする専門家は、ビジネス・プロデューサーと呼ばれるようになった。社員が、新規事業開発担当として、社員のままビジネス・プロデューサーになる場合もある。いっぽう、プロフェッショナルとして、クライアント企業から事業のプロデュースを依頼されたり、複数の企業がタイアップすることによっ […]

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プロデュースとは③

プロデューサーとは、プロデュースを行う人である。プロデューサーという言葉は、もともとテレビなどのメディア業界や広告・イベントなどの業界、そして映画や音楽などエンタテインメントの業界で、製作(制作)責任者を指す呼称として使われてきた。つまり、プロデューサーは半分は職種の名前であり、半分は役職を表す呼び名だったといえる。テレビ局のプロデューサーは、制作セクションの部長級を指すことが多く、実際に文字通りプロデュースの仕事をしているケースはもち […]

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プロデュースとは②

プロデュースのスタートにはビジョンがある。ビジョンは、実現したい未来のイメージである。ビジョンが魅力的で、ワクワクドキドキするものであるほど、人々の共感は集まる。それ以前に、ビジョンを描いた自分自身のやる気と元気がパワーアップする。だから、魅力的なビジョンは実現しやすい。なぜ、そのビジョンなのか、なぜ、そのプロジェクトなのかという背景には、必ず「自分に特有の事情」がある。したがって、プロデュースは、その中心にいるプロデューサーの個性が大 […]

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プロデュースとは①

一つのビジョンのもとに、人々の力を借りて「新しい何か」を創りだし、現状を変えることそれがプロデュースである。もっとも自分らしい仕事を自分の手で生みだし、その仕事によって、自分と関係する人々、あるいは広く社会に対して価値あるものを提供する。そして、同時に、自分自身の人生、キャリアを切り拓いていく。こうした生き方を実現することは、周辺世界と響きあいながらプロフェッショナルになろうと志向する人々にとって最大のテーマであり、夢である。専門性を磨 […]

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処遇をとるか、やりたい仕事をとるか

転職にせよ、独立にせよ、社内での異動や就業形態の変更にせよ、新しい状況に転換するときに、もっとも気になるのは「その後の収入」だろう。もっと言えば、いまより上がるのか下がるのかである。転職や社内での異動なら、どういうポジションが与えられるかということも問題になる。やりたい仕事ができて、納得できる処遇が得られれば言うことはない。しかし、そうではないときにどう考えればいいか。人材マーケットには、能力やキャリアによる処遇の「相場」がある程度でき […]

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やりたい仕事をやりつづけるために

雇われつづけるためのエンプロイアビリティ。好条件で転職するためのエンプロイアビリティ。この二つの観点のほかに、もうひとつ、エンプロイアビリティを考えるための重要な観点がある。それは、やりたい仕事をやりつづけるためのエンプロイアビリティという、三つ目の観点だ。ひとつの組織に雇われつづけてもいい。転職を繰り返してもいい。独立自営となってもいい。とにかく自分がやりたい仕事を見つけ、それを長期にわたって磨いていくことができれば、専門能力も高まる […]

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いい条件で転職するために

エンプロイアビリティの二つ目の観点は、好条件での転職を可能にすることだ。プロ志向のビジネスパーソンたちはもともと、この観点を強くもって仕事をしてきた。個人の力が事業を左右するような業界では、高い報酬を払っても価値ある人材を引き抜くことができれば、他社に対して優位に立つことができる。野球でもサッカーでも、プロスポーツの世界では、それは昔からの常識だった。プロスポーツでなくとも、実績をあげた外資系企業のトップには「引き抜き」のオファーなど、 […]

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