自分の蝶を放て!

田舎と都会でつながろう

南フランスのトゥールーズに住む友人が、こんなことを言っていました。 こちらに住む人は貧しい人が多い。物乞いしないと生きていない人もたくさんいる。しかし、街の人は、当たり前のように、施しをしている。お金やモノをあげながら、おたがいに会話している。まるで、昔からの知り合いだったように自然に。 人々はみな、すれ違う時にあいさつする。ちゃんと目と目を合わせて。 ボンジュール。ボンジュール。 この街にいて、ふつうに空気を吸って、ときどきカフェにい […]

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ビジョンは、ビジョンを語る人よりも偉い

ビジョンについて、よくある質問にこんなものがあります。 「ビジョンは、語る人にとってはいいけれど、聴く立場だと、語る人に従わなくてはいけなくなってしまいませんか?」 ビジョンを語ると、自然にリーダーシップを発揮できます。しかし、ビジョンを聴くという逆の立場を考えたとき、誰かにビジョンを語ってもらうと、ビジョンを語るその人の、配下になってしまうのではないか、と心配する人がいます。 魅力的なビジョンには、影響力がありますから、ビジョンを語る […]

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自信を持ちブレずに生きていくためには

人間は皆、限られた時間の中を生きていますので「これから先、何をするか」は、つねに大問題です。 ビジョンは、重要です。ですが、自分らしく、イキイキと生きて、世のため、人のためになる何かをやろうとするには、自分がわかっていないといけません。 しかし、これがなかなか難しい。 魅力的なビジョンを掲げて、実現に向けてエネルギーを燃やすには、「なぜそのビジョンなのか?」という〈自分の理由〉が重要です。 これがわかっていれば、何が自分らしいのか?その […]

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危機が訪れたときのノートの使い方

危機は誰にでも訪れます。ときに、突然に。 上司から怒られた、も危機。お客様から、仕事をキャンセルされた、も危機。財布を開いたら、お金が足りない、も危機。放置していたらまずい状況が確実に起きるのに誰もわかってくれない、も危機でしょう。そういうとき、頭が混乱して、どうしよう、となることは誰にでもあり得ますよね。コンサルタントをやってきた私自身、危機は何度もありました。クライアント企業Z社のある部門の会議でのこと、第三者であるコンサルの私の目 […]

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変わりたいけど変われない、そんな相手を変える方法とは

ビジョンは、こんな未来になったらいいな、とか、もっと積極的に、こんな未来をつくりだしたい!ということを表現したものです。 今とはギャップがあるけれど、そんな魅力的な未来が実現できたら素晴らしいし、そこに行き着く方法もあるんだと信じられると人は動きはじめられます。 今回は、自分のことではなく「自分が関わる相手」のことを考えてみたいと思います。 おそらく、多くの人が、誰か自分が関わりを持つ相手が、魅力的なビジョンをもって、今とは違う、より良 […]

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プレゼンの冒頭で「背景」を語ってはダメな理由

プレゼンの機会は、だれにでもありますよね。 変革を起こしたい時、新しいビジネスを提案したい時、何かをするために予算をとってもらいたい時、人は、プレゼンします。 目の前の相手にわかっていただき、意思決定してもらうため。共感者となってもらい、協力してもらうため。 ところで、プレゼン時間が10分だった場合、冒頭に何を話しますか? たとえば具体的に、B to B の法人相手のシステム開発をする会社の事業部門で、競合他社との価格競争が激しくなり、 […]

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相手のやる気を引き出し、行動につなげるための聴き方

やりたいことがないと、プロデュースは、はじまりません。「こんな状況をうみだしたい」というビジョンがないと、人は、行動のしようがありません。 これは、重要な真実です。 しかし、心の中で、「こうなったらいいなあ」とか、「もうこんな状態は嫌だ、脱却したい」とか、 思っていても、はじめからどんどん行動できる人は少ないと私は思います。 頭の中に、ふっと湧いてきたアイディアがあったとき、その面白さを自分で感じていたとしても、 〈自分にそんなことがで […]

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これまでで、一番素晴らしいと思ったビジョンとは?

私は、これまで、さまざまなビジョンを見たり聞いたり、作成から実現に至るプロセスをサポートしたりしてきました。1万件は超えると思います。 よく、質問されることがあります。それは、 「これまでで、いちばん素晴らしいと思ったビジョンは何ですか?」 という質問。たくさんビジョンに触れてきたなら、当然、答えがあるだろうと思われるようです。 しかし、この質問に答えるのは少々難しいです。 なぜかと言いますと、 たしかに、素晴らしいビジョンはいくつもあ […]

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危機をチャンスに変える!ものの見方、考え方

マーティン・セリグマン博士の著書に『オプティミストはなぜ成功するか』があります。スポーツでも、学業でも、仕事でも、悲観主義者(ペシミスト)より楽観主義者(オプティミスト)のほうが成功することが、数々の実験で実証されている・・・ということが書かれています。 私は、クライアント企業のなかにある隠れた成功法則を整理してそれを新しいノウハウにして組織の中で展開するコンサルをいくつかやってきました。 こういうコンサルをやるとき、一般には有名ではな […]

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いつでも「やる気スイッチ」が押せる問いとは?

どうにも気分が乗らないとき、というのがありませんか?何かをやりたいのに、やる気が出ない、とか朝、起きたものの、ボーっとして調子が上がらない、とか。 そんな時の特効薬があります。 それは、自分に問いを投げること。もっと具体的に言いますと、ノートをひらいて、見開きの左上に、 「いったい、私は、なぜ今、こんなにやる気が出ないのだろうか?」 と書くのです。たったこれだけです。 人間は、問いを投げられると、答えたくなる生き物です。ノートに、明確に […]

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達成困難な状況を乗り切るために絶対に必要な条件とは

「この方法で壁を打ち破ってやろう」というアイディアは、プロデュース思考の核である。アイディアがあるから、ビジョンの実現を信じることができる。だが、アイディアだけでは足りない。 アイディアがあり、しかも、それをなんとしてもカタチにしてやろうという気持ちを持続させられるからプロデュースはカタチになる。仮にいまはアイディアそのものが欠けていたとしても、実現したい未来を実現するために、何としてもアイディアをひねり出してやろう。アイディアのある人 […]

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ビジョンを実現するプロデュース成功の鍵は、チームの役割分担

プロデュースの構想は、すべて一人でやらなくてはいけないわけではない。たとえば、製品開発のアイディアと技術を持っているエンジニアが、販売やプロモーションを含めてビジネスとしての組み立てを任せられるビジネス・プロデューサーを連れてきて、プロジェクト全体の設計とコントロールは任せて、自分自身はプレーヤーとして思いきり力を発揮するということでも、まったくかまわない。信頼できるビジネス・プロデューサーと組めるということが、ノウハウ的にも心理的にも […]

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