コンサルタントの事件簿

雇われつづけるために

エンプロイアビリティには、三つの観点がある。一つめは、所属している組織に雇われつづけるためのエンプロイアビリティという観点だ。これは、どんな時代でも、ビジネスパーソンにとって基本的な観点である。ひとつの組織のなかで、長期にわたって、いい仕事をしつづけていくことができるなら、やはりそれは幸福なことだと言えるだろう。アクティブに考えれば、自分がいる会社の事業に貢献し、会社をもっといい会社にしていくために仕事をするには、雇われつづけなくてはな […]

続きを読む

基本となる4つの能力

エンプロイアビリティの基本になるのは、次の4つの能力である。 専門能力自己表現力情報力適応力 1の専門能力は、自分が何をもとに仕事をするかという基本のなかの基本で、これがなければエンプロイアビリティはうまれない。特定の領域に関する知識のたしかさや、問題解決する際の創造性、論理性、人間関係能力もふくめた腕のたしかさは、高いエンプロイアビリティの基盤になる。経験・実績・キャリアも、専門能力があってはじめて、つくっていくことができるものだ。 […]

続きを読む

エンプロイアビリティとは

いざというとき、納得できる転職ができるのか。独立して仕事をやっていける能力があるか。自分の能力は、会社の名前が変わっても通用するものなのか。そもそも、自分には、生活していく方法が他にもあるのか。 これらのことが、すべてのビジネスパーソンによって一大テーマになった。自分の働く会社が、ある日突然経営破綻したり、合併や買収によって事実上まったく異なる会社になってしまったり、あるいは、リストラによって退職を迫られるということが、いつ起きても不思 […]

続きを読む

おかしいと思ったことを変えていく

日々忙しく目の前の仕事と格闘し、時が過ぎていく。ふと、これでいいのかと疑問を感じても、立ちどまる余裕すらない。自分のやりたかったことをやっていない事実は明らかで、いまの仕事に積極的な意味を見いだすこともできない。しかし、仕事をやめることもできない。忙し過ぎて家族ともまともにコミュニケーションできず、孤立していく。組織や仕事自体におかしな点を感じても、それを指摘すらできず、いつのまにか自分の角がただ丸くなって、疲れて元気がなくなり、次第に […]

続きを読む

自分を高めてから反省

反省できない人はダメだと思う。でも反省ばかりしている人はもっとダメだ。だれでも、自分の中に素晴らしい部分をもっている。それに気づくと、人はタフになれる。自分を大事にして磨かなきゃ、と思うようになる。力が湧いてくるし、魅力的なオーラもでてくる。いざというときに、自分を肯定できる論理構造を頭の中にもっている人は、つらいとき、危機に陥ったとき、一旦自分の悪いところは保留にしておく。そして、自分のいいところを再確認する。自分で自分を受け入れる。 […]

続きを読む

傷を負っても大丈夫

プライドをへし折られた。失敗して立場がまずくなった。絶対にいける、と思った企画が通らず、一ヶ月の準備がパー。反対勢力に出し抜かれた。いやな上司にみんなの前でいわれたくないことをいわれた。こういうことは、だれにでもある。その悔しさをバネにしてがんばればいい。そう考えるのは悪くない。でも、いきなり逆転を狙わず、一回負けを認めて引き下がり、時間をおいてみるのも悪くない。傷を負ったときの人間は、悪い状況にある。だから、そのときが最悪だと思いたい […]

続きを読む

プロって何だ?

プロ意識が大事だということは、企業では、だいぶ前からいわれてきた。だが、プロ意識という言葉は、多くの企業で、「プロっぽい感覚をもって、高いレベルをめざして真面目にやりましょう」というファジーなニュアンスで使われてきた。雇う側も、雇われる側も、プロとは何かをしっかりと確認しあうのを避けてきたのだ。じつは、これが、働く人に多くの悩みを提供している。プロとは何か。自分の技術、ノウハウをつかって、自分を雇う相手に価値提供をし、その見返りに自分の […]

続きを読む

自分流の儀式をつくりだせ

さあ、これから仕事にとりかかろうというとき、自分流の儀式をもっている人は強い。企画書をつくるとき、あるいは原稿を書きはじめるとき、いつでもパソコンに向かってスッとはじめられるかといえば、なかなかそうはいかない。表現にこだわりたいとか、絶対にプレゼンに勝てるアイディアを盛り込まなくてはとプレッシャーがかかるときは、なおさらスタートまでに時間がかかる。自分の思考が整理され、気持ちがのってくるかどうか。そこが問題である。机の上の整理からはじめ […]

続きを読む

エンジンの回転数をあげていけ

エネルギーを出したら疲労がくるというのは間違いである。ここはぐっと堪えて、状況がよくなってからいいたいことをいおう、やりたいことをやろう。いまはエネルギーを温存しておこう。だれでもこう考えることがあるだろう。我慢が必要な場面は、たしかにある。少しの我慢もできない人が、周囲に一目置かれ、存在感をつくって、やがて成功を勝ち取ることはできない。だが、我慢のしすぎはダメなのだ。自分のエネルギーを殺してしまう。人間はだれも、気持ちよく自分のエンジ […]

続きを読む

自己紹介は武器になる

自分のことを話せる人は、人から聞き出せる人でもある。相手にあわせて自己紹介できるということは、非常に大きな武器になる。そういう人は、相手からも、いい自己紹介をしてもらうことができる。人は、相手の話に触発を受けると、はじめは話そうと思っていなかった内容を話す気になる。自分が考えていなかったような話題さえ話しはじめることがある。それは、相手に、自分の中身を開いて見せられたからだ。子供のときの体験というのは、そういう自己開示の大事な材料になる […]

続きを読む

ときにはわがままでもいい

何かアイディアを思いつくのは、私の場合、電車に乗っているときや街を歩いているときが多い。新幹線に乗り、高速で移動しているときは、発想が湧く確率が高い。街を歩きながら、企画のネタを一番思いつくのは、広すぎず狭すぎず、静かすぎず、うるさすぎない商店街だ。車があまり通らない、人も溢れているわけではない、にぎわいとしては中途半端な商店街を歩いているときが多い。それから、本や雑誌を読んでいるときも、その内容に触発されて、頭の中で思考が飛躍すること […]

続きを読む

自分を癒し、かわいがる

働く人にとって今日のような転換期というのは、きつい時期である。つらくても矛盾があっても、とにかく走り続けなくてはいけないものだと、多くの人が思い込み、実際そうしている。しかし、勝負していくためには、勝負できる自分を「維持」していかないといけない。きつくなったら、自分を癒してあげたほうがいい。単にからだと心を休めるということも大事だし、ほんとうにきつくなったら逃げてもいい。一度逃げられたからこそ、あとで思い切り復活できるときがくるというこ […]

続きを読む