自分の蝶を放て!

エンジンの回転数をあげていけ

エネルギーを出したら疲労がくるというのは間違いである。ここはぐっと堪えて、状況がよくなってからいいたいことをいおう、やりたいことをやろう。いまはエネルギーを温存しておこう。だれでもこう考えることがあるだろう。我慢が必要な場面は、たしかにある。少しの我慢もできない人が、周囲に一目置かれ、存在感をつくって、やがて成功を勝ち取ることはできない。だが、我慢のしすぎはダメなのだ。自分のエネルギーを殺してしまう。人間はだれも、気持ちよく自分のエンジ […]

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自己紹介は武器になる

自分のことを話せる人は、人から聞き出せる人でもある。相手にあわせて自己紹介できるということは、非常に大きな武器になる。そういう人は、相手からも、いい自己紹介をしてもらうことができる。人は、相手の話に触発を受けると、はじめは話そうと思っていなかった内容を話す気になる。自分が考えていなかったような話題さえ話しはじめることがある。それは、相手に、自分の中身を開いて見せられたからだ。子供のときの体験というのは、そういう自己開示の大事な材料になる […]

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ときにはわがままでもいい

何かアイディアを思いつくのは、私の場合、電車に乗っているときや街を歩いているときが多い。新幹線に乗り、高速で移動しているときは、発想が湧く確率が高い。街を歩きながら、企画のネタを一番思いつくのは、広すぎず狭すぎず、静かすぎず、うるさすぎない商店街だ。車があまり通らない、人も溢れているわけではない、にぎわいとしては中途半端な商店街を歩いているときが多い。それから、本や雑誌を読んでいるときも、その内容に触発されて、頭の中で思考が飛躍すること […]

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自分を癒し、かわいがる

働く人にとって今日のような転換期というのは、きつい時期である。つらくても矛盾があっても、とにかく走り続けなくてはいけないものだと、多くの人が思い込み、実際そうしている。しかし、勝負していくためには、勝負できる自分を「維持」していかないといけない。きつくなったら、自分を癒してあげたほうがいい。単にからだと心を休めるということも大事だし、ほんとうにきつくなったら逃げてもいい。一度逃げられたからこそ、あとで思い切り復活できるときがくるというこ […]

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自動精算機は飲食店をダメにしていないか

飲食店に入ると、どんな店でも、その店の空気を否応なく感じる。席に座ってメニューを見て、店員さんが注文をとりに来る頃には、その店には何席あって、一日の営業時間内に客は何回転し、客単価はいくらで、どのくらい回転し、売上がいくらかというくらいは、仮説ができる。ほかにも、店員さんたちが元気があるか、好感度はどれくらいか、この店は働きやすいか、厨房で働く調理の皆さんとホールで働くひとの関係はどうかも、結構短時間で分かってくる。結局、この店は、これ […]

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ブレイクするまで場数を踏め

話すのが苦手だという人は多いだろう。相手が一人でも、うまく話すのは簡単ではない。なかなか伝わらなくて、いやになってしまったという経験は、おそらくだれにでもあると思う。では、相手が五人ならどうか。十人ならどうか。三十人ならどうか。百人ならどうか。千人ならどうか。一万人ならどうか。よのなかにはプレゼンテーションというものがある。いい企画を立てて、いい企画書、プレゼンツールをつくって、プレゼンの場に臨むことができても、実際のプレゼンがうまくい […]

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不安の大部分は気にしなくてもいい

不安は、正体がつかみきれないときほど膨らんでいく。長く引きずる。 人間だれでも、自分に都合の悪いこと、恐ろしいことは考えたくない。そういう心理が働くから、無意識のうちに問題をあいまいにして解決を保留にする。 そうして結局、いつまでも不安をダラダラと抱え続けてしまう。 逆に自分の何がどのように不安なのか、不安に思う必要があるのかどうかを把握すれば、それだけで不安は減る。 不安の正体が明確になって、これは何かしなくてはまずいと認識されれば、 […]

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転ぶことだってありがたい

転んだら痛いから、できるだけ転ばないように歩いてきたけれど、それでも転んでしまう。人はみな転ぶのだ。 転ぶとみっともないし、情けない。 私も、何度も転んできた。いまだに、ときどき転んでいる。転びたくはないけれど、自分の力を超えたことをやろうとがんばるときは、転びやすくなる。それから、自分が自分で見えていないときも転びやすい。ときどき、なんで転んだのかわからなくて転ぶこともある。 でも、そのおかげで、わかったことはたくさんある。 転んだお […]

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会社での肩書きを外してみる

最近は副業を許す企業が増えている。これは、会社が定年まで社員に職を保証できないことになったあらわれでもあるが、もうひとつの理由がある。 それは、「副業で稼げるくらいの力のある社員に仕事をしてもらわないと他社に勝てない」という現実である。 もちろん、業務に差し障りがある副業、競合に情報が流れかねないようなもの、倫理的に問題があることはまずい。 しかし、副業が日々の業務にプラスになる場合もある。 副業というのは、個人が事業主としてクライアン […]

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人間関係は両刃の剣

不安の根元に人間関係があることは多い。 できることなら、自分が関係する人とは、すべてうまくやりたいと、だれでも思うだろう。私もそうしたい。だが、これがなかなかそうはいかないのだ。 人間関係のトラブルがまったくない人はいない。 これは、相手のある話だからである。 人間関係はストレスの素だ。相手の出方によっては、自分の立場が危うくなることもある。いやな思いをすることもある。 意見が合わない。お互い理解できない。不信感がある。生理的に合わない […]

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未来を探るために錨をおろす

キャリア・アンカーとは、個人が生涯追究していく自分の才能と動機と価値の型である。(エドガー・H・シャイン) 自分が人生においてやっていこうとする行動、計画、選択などは、生まれてから現在までの間に自分の中に形成された基本的なものに影響される。それを、シャインはキャリア・アンカーと呼んだ。 キャリア・アンカーは、「自分に何ができるか」「変わることのない自分の基本的な志向は何か」「自分にとって価値のあることは何か」という、自分のコアにあるもの […]

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一貫したコンセプトの申し子

「昔の夢は諦めちゃったからなぁ」という人は多いだろう。 しかし、いまやっていることが、昔の夢と違っているとしても、過去と現在でつながっている部分はだれにでもある。 キャリアビジョンを描くワークプログラムをやってみても、ほとんどすべての人が、客観的に納得できる「いま自分がやりたいと思っていることにつながる自分の原点」を自分の歴史の中に探すことができる。 たとえば、子どもの頃、サンダーバードが好きで、テレビを夢中になってみて、プラモデルをす […]

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