自分の蝶を放て!

プロデュースとは①

一つのビジョンのもとに、人々の力を借りて「新しい何か」を創りだし、現状を変えることそれがプロデュースである。もっとも自分らしい仕事を自分の手で生みだし、その仕事によって、自分と関係する人々、あるいは広く社会に対して価値あるものを提供する。そして、同時に、自分自身の人生、キャリアを切り拓いていく。こうした生き方を実現することは、周辺世界と響きあいながらプロフェッショナルになろうと志向する人々にとって最大のテーマであり、夢である。専門性を磨 […]

続きを読む

処遇をとるか、やりたい仕事をとるか

転職にせよ、独立にせよ、社内での異動や就業形態の変更にせよ、新しい状況に転換するときに、もっとも気になるのは「その後の収入」だろう。もっと言えば、いまより上がるのか下がるのかである。転職や社内での異動なら、どういうポジションが与えられるかということも問題になる。やりたい仕事ができて、納得できる処遇が得られれば言うことはない。しかし、そうではないときにどう考えればいいか。人材マーケットには、能力やキャリアによる処遇の「相場」がある程度でき […]

続きを読む

やりたい仕事をやりつづけるために

雇われつづけるためのエンプロイアビリティ。好条件で転職するためのエンプロイアビリティ。この二つの観点のほかに、もうひとつ、エンプロイアビリティを考えるための重要な観点がある。それは、やりたい仕事をやりつづけるためのエンプロイアビリティという、三つ目の観点だ。ひとつの組織に雇われつづけてもいい。転職を繰り返してもいい。独立自営となってもいい。とにかく自分がやりたい仕事を見つけ、それを長期にわたって磨いていくことができれば、専門能力も高まる […]

続きを読む

いい条件で転職するために

エンプロイアビリティの二つ目の観点は、好条件での転職を可能にすることだ。プロ志向のビジネスパーソンたちはもともと、この観点を強くもって仕事をしてきた。個人の力が事業を左右するような業界では、高い報酬を払っても価値ある人材を引き抜くことができれば、他社に対して優位に立つことができる。野球でもサッカーでも、プロスポーツの世界では、それは昔からの常識だった。プロスポーツでなくとも、実績をあげた外資系企業のトップには「引き抜き」のオファーなど、 […]

続きを読む

雇われつづけるために

エンプロイアビリティには、三つの観点がある。一つめは、所属している組織に雇われつづけるためのエンプロイアビリティという観点だ。これは、どんな時代でも、ビジネスパーソンにとって基本的な観点である。ひとつの組織のなかで、長期にわたって、いい仕事をしつづけていくことができるなら、やはりそれは幸福なことだと言えるだろう。アクティブに考えれば、自分がいる会社の事業に貢献し、会社をもっといい会社にしていくために仕事をするには、雇われつづけなくてはな […]

続きを読む

基本となる4つの能力

エンプロイアビリティの基本になるのは、次の4つの能力である。 専門能力自己表現力情報力適応力 1の専門能力は、自分が何をもとに仕事をするかという基本のなかの基本で、これがなければエンプロイアビリティはうまれない。特定の領域に関する知識のたしかさや、問題解決する際の創造性、論理性、人間関係能力もふくめた腕のたしかさは、高いエンプロイアビリティの基盤になる。経験・実績・キャリアも、専門能力があってはじめて、つくっていくことができるものだ。 […]

続きを読む

エンプロイアビリティとは

いざというとき、納得できる転職ができるのか。独立して仕事をやっていける能力があるか。自分の能力は、会社の名前が変わっても通用するものなのか。そもそも、自分には、生活していく方法が他にもあるのか。 これらのことが、すべてのビジネスパーソンによって一大テーマになった。自分の働く会社が、ある日突然経営破綻したり、合併や買収によって事実上まったく異なる会社になってしまったり、あるいは、リストラによって退職を迫られるということが、いつ起きても不思 […]

続きを読む

おかしいと思ったことを変えていく

日々忙しく目の前の仕事と格闘し、時が過ぎていく。ふと、これでいいのかと疑問を感じても、立ちどまる余裕すらない。自分のやりたかったことをやっていない事実は明らかで、いまの仕事に積極的な意味を見いだすこともできない。しかし、仕事をやめることもできない。忙し過ぎて家族ともまともにコミュニケーションできず、孤立していく。組織や仕事自体におかしな点を感じても、それを指摘すらできず、いつのまにか自分の角がただ丸くなって、疲れて元気がなくなり、次第に […]

続きを読む

自分を高めてから反省

反省できない人はダメだと思う。でも反省ばかりしている人はもっとダメだ。だれでも、自分の中に素晴らしい部分をもっている。それに気づくと、人はタフになれる。自分を大事にして磨かなきゃ、と思うようになる。力が湧いてくるし、魅力的なオーラもでてくる。いざというときに、自分を肯定できる論理構造を頭の中にもっている人は、つらいとき、危機に陥ったとき、一旦自分の悪いところは保留にしておく。そして、自分のいいところを再確認する。自分で自分を受け入れる。 […]

続きを読む

傷を負っても大丈夫

プライドをへし折られた。失敗して立場がまずくなった。絶対にいける、と思った企画が通らず、一ヶ月の準備がパー。反対勢力に出し抜かれた。いやな上司にみんなの前でいわれたくないことをいわれた。こういうことは、だれにでもある。その悔しさをバネにしてがんばればいい。そう考えるのは悪くない。でも、いきなり逆転を狙わず、一回負けを認めて引き下がり、時間をおいてみるのも悪くない。傷を負ったときの人間は、悪い状況にある。だから、そのときが最悪だと思いたい […]

続きを読む

プロって何だ?

プロ意識が大事だということは、企業では、だいぶ前からいわれてきた。だが、プロ意識という言葉は、多くの企業で、「プロっぽい感覚をもって、高いレベルをめざして真面目にやりましょう」というファジーなニュアンスで使われてきた。雇う側も、雇われる側も、プロとは何かをしっかりと確認しあうのを避けてきたのだ。じつは、これが、働く人に多くの悩みを提供している。プロとは何か。自分の技術、ノウハウをつかって、自分を雇う相手に価値提供をし、その見返りに自分の […]

続きを読む

自分流の儀式をつくりだせ

さあ、これから仕事にとりかかろうというとき、自分流の儀式をもっている人は強い。企画書をつくるとき、あるいは原稿を書きはじめるとき、いつでもパソコンに向かってスッとはじめられるかといえば、なかなかそうはいかない。表現にこだわりたいとか、絶対にプレゼンに勝てるアイディアを盛り込まなくてはとプレッシャーがかかるときは、なおさらスタートまでに時間がかかる。自分の思考が整理され、気持ちがのってくるかどうか。そこが問題である。机の上の整理からはじめ […]

続きを読む