自分の蝶を放て!

プロデュース思考の全体像③

Ⅲ. VALUE プロデュースはどんな価値を生みだすか 鍵になる質問(6)大義名分は何か(なぜ、このプロデュースが必要か)(7)付加価値は何か(どのような波及効果が生まれるか)プロデュースの正否は、プロデュースに協力してほしい人を口説けるかどうかにかかっているといっていい。資金を出してもらうべき人。決定のゴーサインを出してほしい人。一緒に考え行動してほしい人。専門能力を貸してほしい人。応援してほしい人。こういった、プロデュースの(未来の […]

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プロデュース思考の全体像②

Ⅱ. STRATEGY どんな方法によってプロデュースを実現するか 鍵になる質問(3)「コアテーマは何か(突破口を開く鍵となるアイディアは何か)」(4)「自分に何ができるか(自分の果たす役割は何か)」(5)「誰に何をやってもらうか(誰にどんな役割を担ってもらうか)」プロデュースには、実現に向けて、どうすれば壁を突破できるかという問いに答えを出す戦略的な要素がなくてはいけない。これを切り札にできるから実現するのだ、という戦略や方法論をしっ […]

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プロデュース思考の全体像①

未来へのストーリーを描き、プロデュースの実現に向けた条件を整備していくには、次の三つについて答えを出す必要がある。Ⅰ. ビジョン(VISION)自分の欲求・動機と実現したいビジョンは何かⅡ. 戦略(STRATEGY)どんな方法によってプロデュースを実現するかⅢ. 価値(VALUE)プロデュースはどんな価値を生みだすかこれら三つと、Ⅳ. ストーリー(STORY)をあわせた四つの要素が、プロデュース思考の根幹になる。VISION、STRAT […]

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未来へのストーリー

プロデュースのはじめには構想がある。構想とは、実現までのストーリーである。実現したいことを描き、実現の方法を考え、実現への手順を組み立てることで、ストーリーはできあがる。この場合のストーリーは現在から未来へ向かってのストーリーであって、本当に現実になるかどうかはわからない。つまり、ストーリーは、「こういう流れをつくりたい」とか、「こういうことを起こしたい」とか、「こんなことが起きる可能性もある(そうなればプロデュースはすごい影響力を持つ […]

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実現する夢の描き方

プロデュースは、「自分は、こんな未来を実現する」という未来仮説を、みずから行動を起こすことで検証していくプログラムだといえる。仮説とは、「限られた情報をもとに考えた、いまの時点での仮の答え」である。構想がどんなに素晴らしいものであっても、プロデュースには、「何が起きるかは、やってみなくてはわからない」という不確実な部分が残る。ロマンチックな表現をすれば、プロデュースは、未来へと向かう仮説検証の旅である。行動すると、みえなかったことがみえ […]

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ワクワクドキドキが最後に勝つ

誰もが、自分のやりたいこと、自分の思いついたアイディアをしっかりと育て、自分を信じて行動できるようになることは、民主的な方法でより良い社会をつくっていく基本だろう。変化が起きている時代には、いつも狭い枠のなかに居続けることには、かえって大きな危険がともなう。いまは、情報はいくらでも集められる。必要なときには、直接会いたい人にアポイントをとればいい。(オンラインでも)必ず全員が会ってくれる、直接話を聞いてくれるとは限らないだろう。だが、ど […]

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リスクとプロデュース

プロデュースにはリスクがともなうように思われる。それは、その通りである。やってみなければどうなるか、はっきりわからない部分を残したままスタートするのがプロデュースであるから、リスクがあるのは当然なのだ。できるだけリスクを冒したくないという観点から、集団で合意がとれるような確実で安心な方法を最優先で選択することが、結局ベストなのだと考える人は少なくないだろう。しかし、何かをやってみようというアイディアがあるとき、あるいは、どうしても何かを […]

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人はなぜ「囚われの思考」におちいるのか

世の中には、「最低限、人の迷惑にならないようにしなさい」という教えがある。これはきわめて、基本的なモラルである。親を大切に、家族を大切に、お世話になった人に義理を欠かさないように、というモラルもある。そして、決められた社会のルール、人と約束したことを守る人がまともな人だ、というモラルもある。効率が良くなった組織や社会では、できあがったシステムを、お互いに乱さないようにすることがルールとなっていく。また、秩序を維持するという観点から、組織 […]

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プロデュースが可能にする問題解決

「新しい何かを創りだす」行為であるプロデュースは、問題解決の観点から、非常に重要な意味を持っている。問題解決の考え方として、もっとも基本的でポピュラーなものは、「発生した問題には、必ず原因があり、その原因を突き止めて合理的対策を講じれば、必ず解決できる」というものだ。これは、「合理的問題解決」と呼ばれる考え方で、ビジネスの一線では、この考え方が広く普及している。解決方法を論理的に説明しやすく、会議の場で多くの人の合意をとるときにもスムー […]

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プロデュースの広がり

新しい何かを創りだす(「何か」はモノではなく状態でもいい)ことを幅広くプロデュースととらえる考え方は、いまや、さまざまな業界や職種に広がっている。新規事業をプロデュースする専門家は、ビジネス・プロデューサーと呼ばれるようになった。社員が、新規事業開発担当として、社員のままビジネス・プロデューサーになる場合もある。いっぽう、プロフェッショナルとして、クライアント企業から事業のプロデュースを依頼されたり、複数の企業がタイアップすることによっ […]

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プロデュースとは③

プロデューサーとは、プロデュースを行う人である。プロデューサーという言葉は、もともとテレビなどのメディア業界や広告・イベントなどの業界、そして映画や音楽などエンタテインメントの業界で、製作(制作)責任者を指す呼称として使われてきた。つまり、プロデューサーは半分は職種の名前であり、半分は役職を表す呼び名だったといえる。テレビ局のプロデューサーは、制作セクションの部長級を指すことが多く、実際に文字通りプロデュースの仕事をしているケースはもち […]

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プロデュースとは②

プロデュースのスタートにはビジョンがある。ビジョンは、実現したい未来のイメージである。ビジョンが魅力的で、ワクワクドキドキするものであるほど、人々の共感は集まる。それ以前に、ビジョンを描いた自分自身のやる気と元気がパワーアップする。だから、魅力的なビジョンは実現しやすい。なぜ、そのビジョンなのか、なぜ、そのプロジェクトなのかという背景には、必ず「自分に特有の事情」がある。したがって、プロデュースは、その中心にいるプロデューサーの個性が大 […]

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